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『焼肉ドラゴン』

 投稿者:イケちゃん  投稿日:2018年 7月21日(土)14時14分4秒
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  『焼肉ドラゴン』はNHK放送で舞台のほんの触りを観て、是非全体を観たいと思いました。
映画では、ラストにいじめにより、橋から身を投げて自死した子供ののセリフ
「この町が大嫌いでした。」から始まり「皆が肩を寄せ合い生きるこの街が、
本当は愛おしくて堪らない。」という風に結ぶモノローグがありました。
それは、まずオープニングで流れ、
一家が離散して誰もいなくなった街の全体を映すラストシーンで流れました。
舞台では、学生服のその子が出てきて、物干し台か屋根に登って
例の台詞をひとしきりやるわけです。
映画では、そのセリフがあまりによそよそしく、物語の全てが、ただ終わった感じで
胸に響いてくるものではありませんでした。
舞台は、同様にラストを結ぶセリフではあるのですが
哀愁とともに、そこに変わらず生きていこうとする在日の人々の心の強さに
大変感動しました。
舞台中継をちらっと観ただけなので、僕の勝手な妄想が入り込んでいたのでしょうか。
大変良かったです。
なので、この映画化は期待しました。
そして、ちょっと肩すかしでした。
思ったより狭い世界の、日本の古き良き時代の長屋の一角の話のようで。
それがいけないわけでは無いのですが、期待するものとずれがありました。
時代の大きな流れを観たかったのではなく、いじめならいじめの話、不倫なら不倫の話、
どこかに絞って話を煮詰めて貰いたかった。
まあ、この脚本の意図するところは、戦後の日本の経済成長期にあって
在日の方の居留地(?)の歴史そのもの、そこに生きる人々の息づかいそのものを
描きたかったのでしょうから。
脚本兼監督のルーツを描きたかったのでしょうから。

最後に、
韓国の夫婦役のふたりの存在感はなかなかでした。
きっと韓国でも名のある実力者なのでしょうね。


 
 
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