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あっ、人が倒れた!
救急救命とAEDの使い方
びっくり!ですよね、 目の前で突然、人が倒れ、意識を失ったら…。
さあ、どうしましょうか。迷ってはいられません、一刻も早い処置が望まれます。
いざという時の処置
驚いてしまうのは当然ですが、まずはできるだけ落ち着いて、安全な場所に移し、救急救命講座で案内される以下のような対応をいたしましょう。
① 意識はあるか、呼吸をしているかの確認
肩などを軽くたたくなどして、「大丈夫ですか?」と声を掛け、意識と呼吸の有無を確認する。
② 周囲に協力を求める
患者に意識も呼吸もない場合、大きな声で周囲の人に協力を求める。命にかかわることなので、一刻も早く電話「119」番で救急車を呼び、AED(自動体外式除細動器)を持ってきてもらう。運がよければ、医療の心得のある人がそこに居合わせているかも知れません。
③ 心臓マッサージをおこなう
AEDや救急車が到着するまでは、気道の確保をし(顎を引き挙げ首をそらす)心臓マッサージをおこなう。その際、強く押さなくては効果がない。遠慮なく、強めに押すこと。1分間に80から100回程度。心臓マッサージにはかなりの体力が必要で、1分をメドにほかの人と交代するとよい。②の周囲への声かけは、心臓マッサージを手伝える人を探す点でも重要。余力と心得があれば、人工呼吸もおこなう。
④ AEDを使用する、到着しだい速やかに
⑤ 心肺蘇生(そせい)を再開
AEDによる除細動終了後、機器の音声案内に従い、すぐに心肺蘇生法(心臓マッサージ・人工呼吸)を再開する。このとき、AEDの装着パットは救急隊が到着するまで外さず、電源を入れたままにしておく。
AED使用上の注意
AED本体等に、電極パットを貼り付ける位置や手順が書かれている。設置場所に大きく表示してある所もある。AEDの操作は、機器が指示してくれる。患者の状態がAEDに適しているかどうかの判断も、機器がおこなうので、怖がる必要はない。
雨の日、路上で倒れていた場合、パットを貼る部分が濡れていなければ、下が濡れていても通電可能。
パットを貼る部分に傷などあった場合、互いちがいに交差して(右肩下部に左胸下など)貼ればよい。
患者が1歳以上8歳未満(体重が25キロ以下)の場合、小児用の電源パッとの使用が望ましいが、それがなければ、成人用のAEDでも可。ただし、1歳未満の幼児には、AEDは使用できない。2本指での心臓マッサージのみをおこなう。
使用方法
① AEDの電源を入れ、患者の胸部の汗を拭いて電極パットを装着する。ネックレスなどは取り除き、パットの貼り付け部位に傷がある場合はその部分を避けて着ける。
② 除細動器が必要かどうかは機器が判断してくれる。機器がAEDのへの適応があると判断したとき(心室細動、心室頻拍の場合)のみ、自動で放電の準備を始める。正常な拍動をしている心臓、完全に停止している心臓、心室細動・心室頻拍以外の不整脈を起こしている心臓などには通電されない。その際は心臓マッサージを続ける。
③ AED機器の充電が完了したら、音声案内に従って、除細動のボタンを押す。機器の通電時には救助者などの感電を防ぐため、患者に触れないようにする。
進む普及と高い効果
現在AEDは、先進国の多くで急速に普及しており、日本も例外ではありません。正確な設置台数を知ることは、困難ですが、2005年の9,906台から07年には8万8,265台、09年には27万2,020台に増えたとの調査があり、その後も大きく増加しているものと思われます。ただし、都市部の公共スペースに偏っており、都市部以外の設置密度の向上や、自宅への設置が今後の課題。
常日ごろからAEDがどこにあるのかを確認しておきましょう。
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